観た
*【PLAY】SINGIN’ IN THE RAIN雨に唄えば
演出：ジョナサン・チャーチ
出演：アダムクーパー、シャーロット・グー、ロス・マクラーレン他
オリックス劇場 １階 20列43番にて鑑賞
公演が出来るのだろうか？と少し様子を見て、1週間前にようやくチケットを取った。遅すぎたにも関わらず、かなり全体を見渡せる良席でよかった。
余りにも有名なミュージカル映画の舞台化で、話を知っているつもりでいたけれど、思っていたのと違っていた（笑）黄色いレインコートを着て歌うのではないの？とか。何と勘違いしていたんだろう。
それはともかく、圧倒されっぱなし。楽しいミュージカルなのはわかっていたけれども、え？アダム・クーパーって歌も上手いの？そんなのずるいわ。タップもできるの？（この辺り、やっぱり諸々わかっていないのことがお分かりいただけると思う）のびやかで癖のない歌声で、よく上手い歌手と言われる人にありがちな、ドヤ顔で歌い上げる感じではないのが良い。いや何よりもダンスをしながら、歌っているのが、すごい。（もう、本当にわかっていなくて申し訳ない）というか、これダンスメインでも十分魅せられるやん？って思うんだけど。ミュージカルだから歌うことぐらい解っているけれども、ダンスに釘付けになりうつ、歌にも聞き惚れる。映画のダンスの再現性がすごい。身体能力高すぎ！
そして芝居のレベルも高い。アダム・クーパー演じるドンの相棒的存在のコズモやキャシーも魅力的だし、リナも憎み切れない可愛らしさがあって、アンサンブルがお見事。やっぱり、ロンドンのお芝居ってクオリティが高いなぁ。
「雨に唄えば」を雨の中を歌い踊り、雨を蹴散らす姿は、軽やかで素敵。つか、雨で衣装が相当重いと思うのに、それを一切感じさせない。むしろ楽しそうですらある。私も、ポンチョを着て雨を掛けられてみたい。濡れるのは嫌だが（笑）
カーテンコールのダンスも圧巻でした。感動しすぎて、泣きそうになった。
カーテンコールは写真撮影OKだった。でも、ダンスも観たいし、写真も撮りたいし、
難しいわー。右の写真はカーテンコールが終わった後、こんな演出も素敵だ。
出演者や舞台製作やその他スタッフがいい仕事をしているって感じられたからかも。雨を降らせるのは1幕だけじゃないから、その後の拭き掃除も大変だと思うし。ひとつ間違えば怪我に繋がるかもしれないし。
本当にこんな時期に来日してくれてありがとう！感謝の気持ちでいっぱい。それから、アダム・クーパーがドンを演じるのはこれで最後らしい。観られて良かった。チケットを取れて良かった。もう1回観たいなぁ。お財布が許してくれない。
