なんてつメモ

どうってことない日々のあれこれ

サンシャイン♪歌声が響く街

2013年 イギリス 時間:100分 配給:ギャガ
監督:デクスター・フレッチャー 出演:ピーター・ミュラン/ジェーン・ホロックス/ジョージ・マッケイ/アントニア・トーマス他
シネ・リーブル神戸にて

Sunshine on Leith

Sunshine on Leith

Sunshine on Leith (the Motion Picture Soundtrack)

Sunshine on Leith (the Motion Picture Soundtrack)

イギリスで大ヒットミュージカルの映画化だそうです。それだけで観るのを決めっちゃったわけですが、冒頭の戦場シーンからやられてしまいました。しかしながら、ストーリーはいささか強引な展開でエンディングも無理からハッピーエンドなフラッシュモブ的なダンスでまとめちった、ミュージカルにはありがちなパターンで終わってしまったのはいささか残念というか、もったいない気がする。というのも、ストーリーがかなりシリアスであって、3組のカップル、銀婚式を迎えた夫婦だったり、アフガンからの帰還兵と看護師のカップル2組と様々な問題を抱えているのだけど、そこをどう乗り越えていくのか観たかったから。「マンマ・ミーア!」みたいな突き抜けた解放感だと、それもありね!と納得できるわけだけどw。何せスコットランドの曇天の下、そんなシリアスなドラマを見せられて、「これが私たちの進むべき道」と微笑まれても困っちゃう。
で、ミュージカルのダンスシーンもブロードウェイみたいなとびきり最高なステップでもなく、どことなく野暮ったいけれど、何だか一生懸命な感じがスコットランドぽいなぁーと許せてしまうのが不思議。そして、歌声もとてもうまいわけではないけれど、気持ちが伝わってくる真摯な感じ。そこらへんが、この映画の底力かもしれない。
フロリダのまぶしく降り注ぐ太陽とは違って、リースを照らす太陽は曇天の下、じわじわと人を優しく温めるものがあるのかなぁと思ったのでした。
そうです。私はミュージカルにはめっぽう弱いのですw

サントラ買いたい!