なんてつメモ

どうってことない日々のあれこれ

隠された記憶

2005年 仏・墺・独・伊 時間:119分 配給:ムービーアイ+タキ・コーポレーション
監督:ミヒャエル・ハネケ 出演:ダニエル・オートゥイユ/ジュリエット・ビノシュ

思いがけない展開に唖然として、結末に呆然。
またしても、置いてきぼりを食わされた。
ハネケ、まじで超むかつくんですけど。
純粋なサスペンスだと思って観ていたのだが、どうも他の方の感想や批評を読んでいると
違うっぽい。フランスとアルジェリアの関係を知らないので、意味わからんかったー。
映画と違うところで勉強になった。
ニュースキャスターらしい主人公でありながら、人種差別意識が強い。その彼の源流が
ビデオテープを見ながら、過去の自分を思い返していく。
そこが、両国の歴史的立場を象徴しているのかしら。
じゃ、あの場面は何なの。追い詰められたアルジェリアなのか?
で、衝撃的結末と言われる場面の意味って何なのだろう。
もしかして、これって全て主人公の脳内で起きているだけの事じゃないのかとすら思えてくる。

話は戻って、フランス・アルジェリア間の問題提起としても、オーストリアの監督に
あれこれ言われるのは、フランス人は不本意じゃないのかな。

しばらく後を引く映画でした。


KAVCにて鑑賞



隠された記憶 [DVD]

隠された記憶 [DVD]

DVDが出たら、納得できるまで観るぞー。見落とした部分が多過ぎなんだよなぁ。orz...