なんてつメモ

どうってことない日々のあれこれ

プロデューサーズ

2005年 アメリカ 時間:134分 配給:ワイズポリシー
監督:スーザン・ストローマン
出演:ネイサン・レイン/マシュー・ブロデリック/ユア・サーマン他

プロデューサーズ [DVD]

プロデューサーズ [DVD]

(1968年版)

阪急会館にて鑑賞

懐かしいアメリカミュージカル映画っぽいな、と思ったらリメイクものだった。映画→ミュージカル→映画ってパターンは珍しいのではないかしら。で、なんでリメイクする必要があるのかな?
ミュージカル映画っぽいと書いたけど、これまんま「ミュージカル」だよ。監督が舞台の演出をした人だけど、舞台でやることを映画にそのまんま持ち込んじゃだめだよなぁー。舞台だと制約があるからこそ、生きる演出もあるだろうけど、映画だといくらでもいろんなことがやれるんじゃないの?と素人は思う。テンポが悪く感じられるのだ。歌もダンスも小道具もとても楽しくてわくわくするのに、それが1つの作品として活きていない印象だった。正直、エンドロールが終わるのを待たずに出ようかと思った。

出なくて良かった。思わずニヤリ。やられたなぁ。こういうドッキリはとても好きなのねん。だからこそ、もったいないとも思う。アメリカンジョークが大好きな人は私よりも楽しめるかもしれない。私は、ゲイの演出家カッポーが個人的にツボだ。あのパートナーを演じた人は舞台と同じキャストなんだって。心底観てみたいと思った。

どうでもいいが、字幕も一番最後に出るのよね。「なんや、戸田奈津子やったんかー」って観客の一人がつぶやいていた。実も私も心の中で思っていた。だから、あんまり洒落がつまらなかったのかもしれない。でも、全部「サイ○ー」のスタッフで揃えたんだから、それでいいのかもしれないとも思った。だとしたら、すごいブラックだ。