なんてつメモ

どうってことない日々のあれこれ

読んだ

「いだてん」大河らしくないっちゃないけど、いかにもクドカンなドラマで、面白く見ていたんだけどなー。構成が複雑過ぎて、「オリンピック噺」であることを忘れていたこともあったけどな。意外と徳井の鬼コーチが好演だった。登場するアスリートのひたむきさに感動した。今も昔も重圧に苦しんでいることには変わりない。ベストを尽くせる環境で実力を発揮してほしいと心底思う。

 

*[BOOK] 中野翠 いくつになっても 文藝春秋

いくつになっても トシヨリ生活の愉しみ

*[BOOK] 梨木香歩 椿宿の辺りに 朝日新聞出版

古事記から広がる物語の世界観が素敵だった。千年前の世界が現代に続いている。独特の世界だけど、懐かしさを覚えるのが不思議。

「f植物園の巣穴」が未読だったので、読まなくては!

椿宿の辺りに

 

*[BOOK] 田中慎弥 ひよこ太陽 新潮社

何だか面倒なヒトと付き合っていたんだなぁーと思いつつ、その別れについて執拗に書いている著者も相当面倒なヒトだと思う。

小説を創る執念と焦燥と苦しみが随所に迸っていて、ちょっと滑稽だったりするんだけど、憎めないっていうか、非現実的な描写にやけに生々しい感情が入り込んで、シュールな世界が醸し出されていて面白かった。なぜだか共感する部分もあった。不思議だ。嘘がない人なのかも。

ひよこ太陽