なんてつメモ

どうってことない日々のあれこれ

我が家の犬は世界一

2002年 中国 時間:100分 配給:ザジフィルムズ
監督:路學良 出演:グォ・ヨウ/ディン・ジャーリー/リービン他

中国で犬を飼うのは許可制らしい。公安が夜に巡回して一斉摘発したので、飼い犬を没収されてしまった飼い主の犬を取り戻すべく奮闘する姿を映画いているのかと思ったら、なんだか一家の家庭不和に問題が替わってしまっていたよ。
中国でお金持ちが犬を飼うのが流行しているのは知っていたけれど、一般家庭まで及んでいるとは知らなかったなぁ。4、5年前の北京で犬を散歩させている人なんて見た記憶がなかったけれど、確実に変わってきているなと思った。しかも、もぐりで飼うってのがいかにもあの国らしいし(笑)
登録料5千元はかなりの負担になる金額で、お父さんは犬に構いっきりで、妻や息子には無関心のようにみえる。お父さんは、奮闘しているように見えて、実に脇が甘いんだわー。しっかりしろよーって感じで、息子のことも同じようで理解しているつもりで、全然わかってない。どっちの問題も中途半端な結末。
お母さんの不安そうな表情で画面がストップして、字幕で結末を出すのは、終盤の演出にクレームでも出たのかなと思わせるけど、それにしても、もっと他の演出で結末を描く事はできるんじゃないのかなーと思った。

それとも、あえて検閲がありましたよってアピールなんだろうか。中国では大ヒットしたそうなので、ブラックコメディなのかなぁと思うけど、よくわかりません。