なんてつメモ

どうってことない日々のあれこれ

大いなる休暇

2003年 カナダ 時間:110分
監督:ジャン・フランソワ・クリオ
出演:レイモン・ブシャール/デヴィッド・ブーダン
配給:ハピネット・ピクチャーズ/クレストインターナショナル

カナダのケベック州にある小さな島に持ちあがったプラスチック工場誘致大作戦って感じでしょうか。村の人口は200人にも満たなくて、村長すら生活保護を受けている始末。昔は漁業が盛んだったらしいけど、今は衰退しているらしい。工場誘致の条件に医師がいるので、辺鄙な島を気に入ってもらおうと村人達ははりきるわけです。
村長の策略で、島に来る羽目になったお医者さんは薬物中毒のはずなのに、禁断症状が出ずに実にのほほんと暮しているのが不思議だったけど、ラストを見て、やっぱり薬は抜けてなかったのに違いないと思った。それぐらい、村の作戦はきわどかったと思う、というか、訴えられても致し方ない犯罪そのものだ。そういえば、この島には警察官が登場しなかったなぁ。何となく気の抜けた島はメルヘンそのものなので、あまりとやかく言ってはいけないのでしょう。どうも、コメディらしいのだけど、ユーモアのセンスが違うのか、もひとつピンとこないのだけど、出てくる人達はみんな大らかなので、(特にお医者さんの能天気さには!)これがカナディアン・クオリティなのでしょう。
この邦題は何とかならなかったのかー。内容と全然そぐわないよう。