行ってきた
*【TRAVEL】
2日目
三島駅から在来線で熱海駅まで。三島駅から熱海駅は16分。なのに、新幹線の駅もあるのが不思議。熱海駅を降りると、人出で賑わっている。熱海に着いたのだから、せめて足湯でもと思ったが、コロナ対策なのか足湯は中止になっていて残念。バスに揺られて、MOA美術館へ。静岡県は、高低差が激しい地形なのね。ここも歩いて行けない距離ではなさそうだけど、歩いたら、呼吸が出来なくなりそうだ。受付でエスカレータを7回乗ってくださいと案内される。ラクジュアリー感が凄い。これは言うなれば信徒さんの浄財だよね。すごーい。7回エスカレータを上った後に地上に出て、そこからさらに階段を上って、ようやく美術館へ入ることができる。受付から入館まで7分ぐらい掛かった。
空間を贅沢に使った展示なので、観ていて楽ですね。尾形光琳の紅白梅図屏風は、圧倒的な存在感だった。金の茶室よりも、断然良い。他にも国宝級の所蔵品があるので、いつ行っても何かしらスター作品を観ることができるのは凄い。
ガラスの展望室といった施設もあるらしいのだが、曇天で景色も楽しめそうにもないので、そのあたりを歩いていたら、ひっそりと日本庭園があった。どこまでも、手入れが行き届いた施設である。美術館の傍に、宗教の本部事務所があるし、界隈は関連施設になっているようだった。MIHOミュージアムと雰囲気が似ている。
美術館でランチもと思ったけれど、意外とあっさりと鑑賞が終わってしまい、熱海駅へ戻って、ランチ。熱海らしいものといえば、金目鯛でしょ?ってことで煮つけをいただく。脂乗っていて旨し。東海地方は味付けが割合甘めなのかな。干物も美味しそう。
午後から、クレマチスの丘に行くか、どうするか迷う。クレマチスの丘は、晴天でないと!ってことで、三島スカイウォークへ。曇天のため、富士山は裾野すら見えず、分かっていたけれども。結局、私は一度も富士山の姿を観ることができなかった。せっかく、静岡県に降り立ったのに。でも、また再訪するからいいや。旅の恥はかき捨て、ってことで、ロングジップスライドを体験。私は、その日の最年長者だったかもしれない。でも、体験すべきだと思う。あっという間に終わってしまうけど、空中を滑走する感じは、かなり面白い。カラビナ外れたら死ぬよなぁ。しかし、復路のスタート地点にたどり着いたときに息が上がっていたし、ゴールで立ち上がるのに時間が掛かったが。ここは、晴天に行くべき場所だ。連休初日だから、往復のバスは激込み。臨時バスも増発されたようだ。
帰りは三島駅まで行かず、三島大社前で下車。せっかくなので、旅の安全を祈願。福太郎餅を食べたかったが、営業終了していて残念。お土産に買って帰ったけれど、ヨモギの風味がして美味しかった。地元の人がお土産にする率は高めの模様。駅前で握り寿司。蒸し穴子うまい。桜エビの軍艦巻きも、しらすの軍艦巻きも美味しい!桜エビの生を食べたのは初めて。静岡は美味しいものであふれている。
三島大社から三島駅に行く途中に出くわした公園。町中に湧水があるなんて、風情があるなぁ。そして溶岩が流れてできた地形ということがよくわかる。整備され過ぎないってことも含めて、良い公園だと思う。神戸は、町中に水遊びのできる人口のせせらぎみたいなのを作るのが凄い好きみたいだけど、やっぱり自然のものには適わないと思う。