なんてつメモ

どうってことない日々のあれこれ

柚木麻子 ナイルバーチの女子会 文藝春秋

ナイルパーチの女子会

ナイルパーチの女子会

読んでいて、ひりひりするよなぁ。
何か気が合うかも!って思ったけど、しばらくして感じる「これじゃない」感とか。
こちらが勝手に幻想を作り上げているっていうことなんだろうけど、
そこからどうやってさりげなく距離を引こうか、とか、向こうもこっちにがっかりしているんじゃないか、とか。
あれこれ悩んでいていた日々を思い出させる。
でも、絶妙な距離感でお互い心地よい付き合い方ができる人はどれだけいるんだろうか。
それは、同性でも異性でも同じことなんだろうけど。

柚木麻子の小説で、勉強も出来て、見目麗しい、家庭もしっかりした理想的な女性が度々出てきては、
痛かったり、痛い目に合っているような気がする。何かしらあるのかなw

人は一生付き合い方を試行錯誤をしていかないと、いけないのかもしれない。難しいよ、ナマモノだから。