読んだ
ブラック職場その後。中途採用をした結果3名採用。どこで研修をするのか…
私の職場には新しい派遣社員の方に来てもらっているんだけど、ここで研修とか言い出して、物理的なスペースもないし、どうすんだよ?派遣社員は新規採用者が辞めた時の保険(!)として残すらしい。なんだかなぁ。ブラックあるあるだと思うんだけど、忙しすぎて教える時間がないというジレンマ。人が増えれば、何とかなるだろうって考えを放り投げてほしい。
そうこうしているうちに、7月も過ぎてしまった。私は1回目のワクチン接種すら受けていない。オリンピックどころか夏が終わる前に受けることができるのだろうか…オリンピック開催自体は反対だったけれど、オリンピックに出場する選手の皆さんについては、今までも努力の成果が発揮できるように最善の結果が出せるように力を尽くせればいいと思う。とはいえ、東京なのに、時差もないのに、リアルタイムで試合すら見ていない。
*【BOOK】松重 豊 空洞のなかみ 毎日新聞出版
エッセーと小説。この小説を一人芝居で観たいなぁ。
数年前に出たこの本を読んだ理由は、萩尾望都の「一度きりの大泉の話」が話題になっているからという、下世話な好奇心から、ということを白状しなくてはいけない。
これね、余計な前知識さえなければ、純粋に楽しめた。漫画家の卵が大泉で切磋琢磨して刺激しあって、お互いの作品を手伝ったりして、刺激的な生活。そこから、それぞれの道を歩んでいくのは、当然なんだけど。周りに才能が溢れる人がいるのは、大概の人はつらくなるだろうと思う。そこで距離を置くことも理解できる。
「風と木の詩」の創作秘話や雑誌掲載に至る道程も面白かった。初めて読んだときに、これを少女漫画誌に掲載したのか?いいの?いや面白いからいいけれども?と思ったぐらい、衝撃的だった。今はもっときわどいものも出ているけど、そうではなくて、この作品の世界が甘いものだけではなかったところが引かれたから、読み続けられているんだろうな。少女漫画の新しい道を切り開いた人だというのは、よくわかった。
この本の内容と別に気になったのが、これを萩尾望都に送ったら、送り返されたという話が流れていること。それから、萩尾望都が「一度きりの大泉の話」を出したこと。
この応酬が、お互い直接対面せずに、お互い本を出版するっていう、闇が深いなと思うのです。