宮藤官九郎 くど監日記 角川書店
- 作者: 宮藤官九郎
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2005/04/01
- メディア: 単行本
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インタビュー形式。リヤルタイムじゃないので、かなり冷静な状態で話しているけど、実際の現場じゃ、結構てんぱっているというか、遠慮しつつも自分のやりたいことを何とか通してみて、やったぜ、俺みたいな雰囲気だったのかもと想像してみる。「初めての監督さん」ぶりが初々しい。
役者への演技指導とか、舞台とテレビと映画の違いとかそこらへんが興味深かかった。長瀬智也が一発目が一番いいっての何となくわかるなー。あと柄本祐がいっぱいいっぱいで阿部ダサヲについていったとか(笑)その妙な居心地の悪さって彼の脚本にはあると思う。なぜだか、舞台だとそんなこともないんだけどなぁ。読んでいると、その違いも書いてあって、なるほどと納得させられた。
この撮影と並行して、「鈍獣」の脚本も書いていたのには驚き。あれをまた再演して欲しいなぁ。
合間に入っているあのコスチュームやメイクで「素」の状態で出番待ちしている古田新太とかぐっさんとかの写真が何とも言えないおかしさ。