なんてつメモ

どうってことない日々のあれこれ

大人計画 まとまったお金の唄

作・演出:松尾スズキ
出演:阿部サダヲ/市川実和子/宮藤官九郎/伊勢志摩/杉村蝉之介/荒川良々/近藤公園/平岩紙/内田滋/菅原永二/松尾スズキ
大阪厚生年金会館芸術ホール 1階G列43番 マチネ

70年代の万博開催中のオオチャカが舞台。小ネタ満載。ウン○ネタくどすぎ(笑)市川実和子がめっさ可愛いー。内田滋が頑張ってたなー、馴染んでいたなー。

一言で言ってしまえば、印象が薄い。初めて観る人にはとっつきやすかったかな。今は劇団の正念場かもしれない。客層も若い人が増えているけど、前からのファンの人はどうなんだろうなぁ。
以前、「イケニエの人」を観たときは、拒絶反応が出てしまったけど、今思えば、主張がダイレクトに伝わってきていたと思う。毒と笑いの中にちゃんと核となるものがあったような気がする(多分)
今回は、それが何かわからなかった。残念。
70年代ネタが歌謡曲に限らずずいぶん出ていたけど、あれが実際あったことを基にしていることをわかっている人っているのかなぁ。いや、私もリアルで知っているわけじゃないが、肌で感じていたっつーか(笑)その程度だけど。そっかー、松尾スズキの70年のイメージがこれなんだね。
ラストなんですが、私はかなり嫌悪感が残った。これは、まだ過去ではないから。簡単に扱わないでほしかった。それが松尾スズキだと言われればそれまでなんだけど。ま、他の地方の人から見たら、取り立てて何も感じないことだし、ただの昔の出来事かもしれないが。

今こそ、毒が欲しい、そんな感じ。

まとまったお金の唄

まとまったお金の唄