なんてつメモ

どうってことない日々のあれこれ

カッコーの巣の上で

1975年 米 時間:133分
監督:ミロシュ・フォアマン 出演:ジャック・ニコルソン/ルイーズ・フレッチャー/ウィリアム・レッドフィールド他

カッコーの巣の上で スペシャル・エディション [DVD]

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カッコーの巣の上で

カッコーの巣の上で

精神病院が舞台で、強制労働を免れようと病気を装うって入ってきたマクマーフィーが起こした一連の騒動は、ただの鬱憤晴らしだと思っていたんだけど、本人が確信犯的に起こした行動とは思えなかったんだけどなぁ。それよりもその顛末の末に起こった悲劇に対しての入院仲間が取った行動が衝撃的だった。
ただ、インディアンのチーフはどこが精神病患者なのかわからなかったので、彼も偽装患者ってことなのかな。それとも、当時の差別意識も絡んであるのかなぁ。そこのところを原作では書いてあるのか読んでみたい。

ただ、精神病に関する周囲の理解は当時と比較にならないぐらいされているはずだけど、実際病歴を持っている患者が引き起こした犯罪を見聞きするたびに、不安にかられるのも事実だ。一括りに出来ないし、人の数のだけ症状も違うのだろうけど、精神病院も体制つくりには当時と変わらないぐらい難しさを感じているのだろうと思う。人格を破壊するほどの手術を行うのは言語道断だけど。