なんてつメモ

どうってことない日々のあれこれ

ニライカナイからの手紙

2005年 日本 配給:IMJエンタテイメント/ザナドゥ 時間:113分
監督:熊澤尚人 出演:蒼井優/平良進/金井勇太/南果歩 他


もう、ヒロインの風希のまっすぐさ、健気さに泣かされます。蒼井優ってこんなに可愛い女の子だったのかーとスクリーンを観て思った。ちょっと、池脇千鶴に雰囲気が似ているような感じもする。彼女のための映画だなぁって、魅力全開映画です。

冒頭ですぐ、結末は容易く想像がつく。多分、役者が下手だったら説得力のないものになったかもしれない。正直、沖縄の島に誰もが癒され、住民はみんな心優しいっていう設定は辟易だけど、もう何のひねりもないんだものなぁ。

竹富島の海岸近くにぽつんと立っているポスト。それを見ただけで、うわっ!あざといなーと思った。思ったのに、蒼井優の熱演のおかげで泣いてしまった自分がくやしい(笑)とはいえ、隣で嗚咽をこらえきれない女性を見て、「何の突っ込みもなく、素直に泣けるなんて羨ましい」とか思ってしまう私の心は荒んでいるのだろうか。同じ境遇の女性かもしれないけれど。

多分、郵便局に勤めている人から観ても、突っ込みどころ満載だと思われ。渋谷一局の局長とおじいとは特定郵便局局長会の繋がりで親しいのだろうか?特定郵便局で集配なんかしないのに、なんで消印が押してあるんだろうとか。それよりも何よりも、タイトルからしてほぼネタバレじゃないかとか。


そんなことを少しでも考えてはいけないのだ。蒼井優のいじらしさだけを堪能すればいいのだ。お母さんのお葬式はどうしたんだろ、浮かばれないよーとか思ったらダメなのだ。