なんてつメモ

どうってことない日々のあれこれ

読んだ

相変わらず、絶賛求人中の職場であるが、それに加えて、コロナに感染した人も出て、阿鼻叫喚状態の夏。検査キットを支給されたけれども、万一また感染者が出たら、私が感染したらどうなるんだろう。しかし、感染しない限り休めない。でも、比較的軽症らしい感染者の経験談を読むと、そんなことは言ってられない。感染しないに限るのであるが。とりあえず、ウィダーインゼリーとポカリを備蓄しようと決めた。

そんな私の癒しは、読書と美術館。知らない世界をのぞいてみたい。でも、休みを取って、どこかに行きたい。欲はつきない。

*【BOOK】山本文緒 ばにらさま 文藝春秋

下手なホラーより怖い。そして痛い。自分にも跳ね返ってくる痛さ。

ばにらさま (文春e-book)

*【BOOK】マキタスポーツ 雌伏三十年 

屁理屈の三十年が凄い。同世代なので、聞いていた音楽もかぶっている。EPICソニー好きなアーティストが多かった。

雌伏三十年

*【BOOK】深緑野分 スタッフロール 文藝春秋

安定の面白さ!特殊造形とCGの現場ってのは、こんなにも過酷なのかって、改めて映画製作にどれだけの人たちが携わっているのか知ることができた。どちらの優劣かというより、作品に込める気持ちとかいかにリアルに表現したいことを形にできるか。熱いなぁ。

スタッフロール (文春e-book)

*【BOOK】朝比奈あすか ななみの海 双葉社

18歳で自立して、自分の方向性を決めていくという決断をするのは、とても難しいと思う。しかも、近しい人が傍にいなくて、施設の職員にアドバイス等を受けられることはできるけど、最終的な決断は自分ひとりに委ねられる。18歳だから成人だからって、外に出されることの解放感よりも不安の方が先に立つのではないか。この主人公のななみは、人の話を聞くことはできるし、職員の気持ちにも気が付くことができるけれども、等々思ってしまう。何と言うのか、危なげなく社会の一歩を踏み出せるように支援する体制が整えていくような制度があればいいのにと思う。

ななみの海