ミナ・ペルホネン/皆川明 つづく
兵庫県立美術館にて開催中の「ミナ・ペルホネン/皆川明 つづく」展へ。
私がミナ・ペルホネンの名前を初めて知ったのは、青森県立美術館のスタッフのユニフォームがとても素敵だったので、どこが作ったのだろうと調べてからなので、つい最近のこと。かなり長くやっているブランドなんですね。あの時、スタッフの方にお声がけして写真を撮らせてもらえばよかったーとちょっと後悔したのだ。スタッフの方は、結構幅広い年齢層の方がいらしたけど、どなたにもしっくり似合っていて、こんなかわいい服は誰が着てもいいんだ!って思わせてくれたのがミナ・ペルホネン。いや、値段が高いから、なかなか手が出せるものではないんだけども。でも、その値段の理由もわかります。生地のデザインから始めて洋服を作るって大変な工程だ。その記事の凝り具合ったら。私はタンバリンが好きなんだけど、このタンバリンのわっかを作っているのは小さなドットの刺繍、そのドットの大きさが不揃い!1つのわっかを作るのに、9分37秒近くかかるのだとか。一反作るのに何時間掛かるの!そんな作り手の服には、着る方も大事に使って何年も着続ける。ファストファッションもいいけど、こういう気持ちのバトンっていいなーと思った。普通の特別服がコンセプトって良いですよね。洋服の森に囲まれて、あぁ試着させてくれないかな!と心底思いました。久しぶりに心躍る展示を観て、日常の厭なことを忘れさせてくれました。
入り口は壁面いっぱい覆いつくされたクッション。約330個だそうです。
洋服の森は圧巻。見飽きることがない。390体!着倒したい。
いつか着てみたいタンバリンのコート
バッグも洋服も手が出せないけど、気持ちだけでもと、バッジを購入。その名も Thank you very badge