なんてつメモ

どうってことない日々のあれこれ

眼瞼下垂症の手術を受けた1

手術を受ける日まで、点眼薬をさし続けること1週間。
職場の仕事納めが12月27日だったことは幸いだった。
「年明けは目が晴れているかもしれないけど、お察しください」
と言って、終了。

当日

11:05受付で11:20から手術の予定だった。
受付を済ませて、待合室で待つ。
血圧を測って、簡単な術前の諸注意を受ける。
アクセサリーや時計は外すとか。
手術は1時間ぐらいを予定しているから、トイレは済ませてねとか。前の手術が終わっていないので、もうしばらく待ってね、とのこと。
裸眼であるので、ぼやけた世界でぼうっと待つ。
しばらくすると、手術を終えた高齢の女性が出てきた。いきなり待合室へ出るのか。いやだなぁーとちょっと後悔する。
もしかしたら、美容整形や形成外科だと、見られることの配慮はあるのかもしれない。
術後の自分の姿を人目にさらされることに抵抗がある人は、事前に確認をしたほうがいいかも。

私も、簡単な術衣とネットを被って、待合室の奥の手術室へ。
先生に挨拶して、術前の写真撮影して、手術台へ。
「目がショボショボしているねー。目薬さした?間に合わなかったみたいだね」
と言われる。ドライアイがひどくならなきゃいいけど。
手術台というのか、椅子に座って、血圧計と心電図を測るためのクリップを装着される。
看護師さんに、痛いと感じたら遠慮せずに言うこと、腰から下は動かしてもいいこと、膝を立ててもいいこと等を教えてもらう。
その後、顔周りにカバーを掛けられ、眼球に麻酔の点眼、瞼に麻酔の注射を打ち、手術開始。

そういえば、眼球保護のレンズを入れるってのは、今はしていないんですかね。
先生から「目を閉じるときに眉間に力が入っているよ。もっと力を抜いて閉じられるかな」
本人は無意識にしている動作なので戸惑う。だって、怖いんだよー。後で知ったけど、力を抜いたほうが術後の晴れがひどくならないようだ。
出来れば、そういうことは具体的に理由を教えてほしかった。

手術名は「両側眼瞼下垂症手術 眼瞼挙筋前転法」
事前にYpuTubeで手術動画で確認していたから、目を閉じていても、何をされているのか想像がついているけれど、実際、印をつける、瞼を切る、挙筋を引っ張る、切る、縫われるってのが音で聞こえると、かなりびびってしまう。
先生がが何度も「目を開けて」「目を閉じて」と瞼の具合を確認していく。
目を開けるたびにライトが眩しくて、先生の指が見えない。
「目を開けるの辛そうだね」と言われるけど、ほかの人はあのライトでもぱっちり目が開くの?
「やっぱり、涙点プラグを入れたほうがいいかもね」
この状態で即答は無理。もうどうでもいいから、一刻も早く帰りたくなる。
私の不安を知る由もない先生は
「なんか傾いているんだけどなぁ」(何が?どこに?)
と呟きながら調整している。やめてw余計に不安が倍増するんですけど。
右目が終わって、左目に移り、ここで麻酔を再び注射。
まだ終わらないのかと絶望的な気持ちになる。
「本当に辛そうでかわいそうだなぁ。どうしてあげたらいいかなぁ」
と言いつつ、しばらく冷却してもらったけど、特にどうすることもなく、
その後数回目の開閉でチェックを行い、「お疲れさまでした」の声で手術終了。
全身緊張していたらしく、節々が痛い(涙)
先生が看護師に「もう午前中の受付は終わった?」
「診療は終わっています」との返事。
何でそんなことを聞くのかしら?と思ったけど、そこはここの病院なりの配慮だったのかもしれない。
前の診察で言われた通り、腫れの少ない右目はテープ止め、左目はがっつりガーゼで保護された。
確かに、両目でかっつり保護されたら、歩けない。
誰もいなくなった待合室で、術衣を抜いて、看護師に「見えますか?」と鏡の前に連れて行ってもらう。
「うっわー」と声が漏れるぐらい、予想通りの有様だった。
これ、混雑している待合室だったら、嫌だったなー。
私が診察を受けた医院と手術を受けた医院は同系列だけど別の場所(徒歩数分だけど)なので、
医院の様子とか知らなかったので、こんなことになった。
いや、知っていても、知らなくても、手術は受けたけれど、繊細な人は必ず確認したほうがいいと思う。
そもそも、近所の人が来るかもしれない医院で手術を受けるのは嫌だと思う人は、こんな選択はしないだろう。

「大丈夫ですか?頭痛とか眩暈とかないですか?」と確認されて、解放される。

会計の段になって、眼鏡を掛けようとするが、ガーゼで上手く掛けられない(涙)
おまけに、視界がにじんで小銭を探せられない(涙)
家の近所だからいいけど、これは電車を乗り継いで帰るとなったら、ちょっと難しいかも。
一人で帰宅できないことはないけど、精神的動揺が凄いので、付き添いをしてくれる人がいるなら
一緒に来てもらったほうがいい。

その後、調剤薬局へ薬をもらいに行く。
「まぶたの手術をされたんですねー。お辛そう」と、薬の受け取りと会計を一緒にしてくれた。
普段は窓口が別なんだけど、とても助かった。
帰宅時には、眼鏡からサングラスに変えて、覚束ない足取りで帰宅。
大きめのサングラスを買っておいて、本当に良かった。

手術の代金は3割負担で44,510円。
薬剤が680円。
処方された薬は、頓服、胃薬とオメドール点眼薬0.1%とオフロキシン眼軟膏0.3%


続く