なんてつメモ

どうってことない日々のあれこれ

人生フルーツ

日本 2016年 時間:91分 配給:東海テレビ放送
出演:津端修一,津端英子, ナレーション:樹木希林

KAVCにて鑑賞

東海テレビのドキュメンタリは映画化されたのが10本だそう。「ヤクザと憲法」が観たかったのに機会に恵まれず。
津端さんという人は、高蔵寺ニュータウンの都市計画に関わったそうで、自ら300坪!の土地を購入して、そこに雑木林を作り、自分の理想とする環境づくり、家づくりを目指して、生活してきた人なのだそうだ。
憧れのスローライフなんて生やさしいものではなかったです。理想を実現させるには、それなりの信条や哲学がないと難しいと思う。それを二人で、家族で成し遂げたのがすばらしいと思う。
健康で文化的な生活って、こういうことなのだなぁ。修一さんの死も、なんだかおかしな言い方だけど健康的な死に方というか。寿命をまっとうしたなぁという感じ。
妻の英子さんのつくる食事がどれもこれもおいしそうだ。たまらん。

お孫さんに作ってあげたドールハウスのエピソードや、最後に設計を依頼した精神病院の方のインタビューが心にじんと来た。人が見てないところで、きちんとウォーミングアップして、準備を整えていること、その時が来るまで待っていること。人間として出来が違い過ぎて、言葉にならない。

ひでこさんのたからもの。

ひでこさんのたからもの。

市民農園―クラインガルテンの提唱

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