なんてつメモ

どうってことない日々のあれこれ

少年メリケンサック

2009年 日本 時間:125分 配給:東映
監督:宮藤官九郎 出演:宮崎あおい/佐藤浩市/木村祐一/田口トモロヲ/三宅弘城 他

少年メリケンサック オリジナル・サウンドトラック

少年メリケンサック オリジナル・サウンドトラック

別にパンクに思い入れがないしぃー、何かそれっぽい大御所みたいな人たちも出てきているみたいだけど?みたいな感じでゆるく観た。パンク大好きな人が見ると、また違って見えるのかもしれない。でもさ、クドカンが脚本・監督だよ?何か感動的な壮大なストーリーをこっちも期待してないし、ゆるーく楽しめたら、これはこれで良しってことじゃないかと思う。良くも悪くもクドカンの世界だわぁと思いました。ストーリーはそれなりにあるんだけど、むしろ、それよりも登場人物のキャラを楽しむことに全力を注いだ。
宮崎あおいのバラエティに富んだ表情を楽しむも良し、中年少年メリケンサックも楽しむも良しってことで。でも、私が釘付けになったのは、TELYA様。映画の中から飛び出してくればいいのに!
クドカンのギャグセンスには若干引いてしまいます。それを心底笑いに持っていくには、もっとエネルギーを注いで欲しいんだが。へたれを逃げにしないで欲しい。でも、それが彼の持ち味だってこともわかっている。彼がこれからどうして行くのか、何もあえて変えずにこのまま進んでいくなら、それはそれであっぱれだと思うが。

宮崎あおいはホントに可愛い。それだけで満足だ。あんまりはじけた役を演じているのを観た記憶がないから。これで「篤姫」とのバランスを取ったのかなぁーと思えた。