ヒトラーの贋札
2006年 独・オーストリア 時間:96分
監督:ステファン・ルツォヴィッキー 出演: カール・マルコヴィクス/アウグスト・ディール/デーヴィト・シュトリーゾフ他
- 出版社/メーカー: 東宝
- 発売日: 2008/07/11
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あと、収容所の中で、銀行家だったらしい人が主人公の犯罪人の印を見て、こんな奴と仕事を組まなければと嘆く場面があったけれど、そんな描写が極限の世界の中でもつまらないプライドを持ち込んであったりして、興味深いものがあった。
あと、北朝鮮に拉致された人たちの中で優秀な技術者たちが同じように贋札を作らされているという噂があるけれども、その人たちのことも重ねて観てしまう部分もあって、やっぱりどうしたって生き抜いていて欲しいと思う。
それにしても、ドイツでは、ナチスをテーマにした映画が毎年のように製作されて、私も年に1本ぐらいは観ているような気がする。その生真面目さ(と言ってもいいのかどうか難しいけれど)が重たい。これが贖罪なのか。それだけの傷をナチスは残していったってことか。その一方でイスラエルの行状をどう思っているのか尋ねてみたい気もする。