なんてつメモ

どうってことない日々のあれこれ

有川浩 図書館革命 メディアワークス

図書館革命

図書館革命

図書館シリーズ最終巻。
お疲れ様でした、という感じ。

検閲問題や表現の自由についての描写もページをかなり費やしているのにも係わらず、結局、ヒロインの恋愛がメインになってしまったのが、少し残念かも。ここんところをもっと深く読みたいなとは思ったけれど、ライトノベルズというジャンルでははみ出てしまうのかも。いろんな問題が曖昧に解決したのも、そのせいなのだろうか。

でも、エンタメとして読むなら、気分爽快でよろし。

梅田に逃避行するのって「なんで?」と思ったが、阪神百貨店でのあれを描きたかったに違いないと思うことにする。阪急は言わずもがな、そごうでも大丸でも高島屋でもだめだ。あれは阪神でしないと意味がないんだ。って書いておいてあれだが、私は阪神百貨店をあまり利用したことがない。ただ、イメージ的にそんなものを感じるのだ。