なんてつメモ

どうってことない日々のあれこれ

歓喜の歌

2008年 日本 時間:112分 配給:シネカノン
監督:松岡錠司 出演:小林薫/伊藤淳史/由紀さおり

歓喜の歌 (角川文庫)

歓喜の歌 (角川文庫)

歓喜の歌〜オフィシャル・イメージアルバム

歓喜の歌〜オフィシャル・イメージアルバム

シネカノン神戸にて

気楽に楽しめる映画っていいよなぁーと「フィデルのせい」の後に観たもんだから、余計にそう思った。
志の輔新作落語を下敷きにした作品、何故に年末に公開できなかったのか、とそれが悔やまれる。
小林薫の市民ホールの小役人がちゃらんぽらんな仕事ぶりがはまっていて、それだけで充分だなぁ。
ダブルブッキングのコーラスグループは、セレブ系が由紀さおり、庶民系が安田成美がそれぞれリーダーなんだけど、
庶民系に属している女性達のエピソードが安易な設定が過ぎるし、現実感がないし、ちょっと白けてしまいました。
仕事をしている女性が平日の昼間にコーラスの練習に集まるっておかしいもの。年末で仕事納めの後だという設定ならば、
尚更忙しいんじゃないかなぁ。クレームのあった仕事をほっぽりだして、コンサートに参じる女性も正直どうかと思うんだが。
それだと、餃子のエピソードとその行動が同じ人間の行為とは思えないような気がするのだ。そこが残念。
もっと、小林薫演じる小役人を前面に出したほうが良かったのになぁーと、小林薫贔屓の私は思う。
つか、小林薫がもったいよー!
やっぱり、師走の慌しさにドサクサに紛れて公開したほうが良かったかも(爆)

スナックの酔客にリリー・フランキーが出ていて、私としてはかなり受けたんだが、もっと年齢層が高い向きには
コーラスグループの中に安田祥子がいたことほうが受けていたよ。
随所に小技の効いた役者さんたちが出てきて、それが楽しかったりもしました。
あ、由紀さおりは上手いですね。