なんてつメモ

どうってことない日々のあれこれ

フラガール

2006年 日本 時間:120分 配給:シネカノン
監督:李相日 出演:松雪泰子豊川悦司山崎静代岸部一徳富司純子
シネカノン神戸で鑑賞

上の作品を観て10分後に観るってどうよ?おかげで、4時間近く泣き通しだよ。
これでもかーってぐらい「泣き」ポイントテンコ盛り。泣きながらも、ちょっとおかしくね?と疑問を抱きつつも、松雪さんの美しさと蒼井優のかわいさにノックアウトですよ。いや、富司純子の「ストーブ貸してくんちぇー」にもやられた。日本人なので浪花節チックなものに弱いのよね。
でも、エロも色恋沙汰もなく、家族全員で構えずに楽しめる娯楽映画ってそんなにないので、こういうのもありなのかなぁーとも思った。でも、「プロジェクトX」だったら、もっと気持ちよく泣けるように作ってくれると思うよ。

それに、折角魅力的なキャラがいっぱい出てきているのに、どのエピソードも半端な感じで終わってしまってもったいない。どれも生かそうとして失敗したのかもしれないけど。でもさ、松雪泰子演じる先生がダンサーの家族の遺族に責められているのに、どうしてボケーっと突っ立っているわけ?やっぱり、いわきの人はよそ者には冷たいのけ?と思ったら、ホームまでみんなで走っているし(笑)

タイトル通り「フラガール」が前面にドドン!と出ているのかと思ったら、案外そうでもないので、私としては「ウォーターボーイズ」を観るつもりが「スゥイングガールズ」だったみたいな肩透かしを感じたりした。だって、女の子ががんばっているのを観るのは楽しいじゃないですか。心洗われるっつーか。常磐ハワイアンセンターが出来るまでの歴史が勉強できて良いかも。だってね、こんな熱い想いや期待を背負って出来たなんて知らなかったもの。

フラガールとして自分の道を切り拓けた女の子たちは良かったけど、夕張に移った早苗ちゃんのその後を考えると切なくなるよ。

フラガール オリジナル・サウンドトラック

フラガール オリジナル・サウンドトラック

フラガール

フラガール