なんてつメモ

どうってことない日々のあれこれ

{BOOK]古川日出男 ベルカ、吠えないのか? 文藝春秋

ベルカ、吠えないのか?

ベルカ、吠えないのか?

読んでいくうちに犬の系図を書いておけば良かったと後悔しつつ、ぐんぐん読み進んでいった。ちょっとねー、歴史に疎いというのか不勉強なゆえ、途中でその流れについていくのもやっとって調子のところもあったけれども。
歴史とともに主人が替わっていき、血族があちこちに増えていく、ルーツを同じとする犬たちは同じように太く激しく本能のままに生きていく迫力に圧倒される。
世界各地にいる犬たちがライカ犬からの発信を受ける場面がとても印象に残った。
主人たちのなかでは、やっぱ「お嬢」が出色でしょ?