皇帝ペンギン(字幕版)
2005年 フランス 時間:86分 配給:ギャガコミュニケーションズ
監督:リュック・ジャケ 出演:南極大陸の皇帝ペンギン
シネリーブル神戸にて鑑賞
上映予定のタイトルを見た瞬間から見よう!と心待ちにしていたのだ。正直、どんな内容であれペンギンが出ていたらそれでいいやってぐらいのものです。
人間くさい(?)物語仕立てになっていて、また来年も会えるわねーなんて囁きあうってのが フランスぽいと思った。実際、年季の入ったカップルペンギンもいるので、無いとも言いきれないんだよなぁ。
8,800時間もの撮影を続けていただけあって、物語にふさわしい映像を作り上げているなぁと感心しましたが、南極病にかかる人(南極はパラダイスって思っちゃう人)がいるのが頷けるほど、南極の四季の移り変わりと、酷寒の冬を耐え忍ぶペンギンのコロニーに、人生を重ね合わせてしまいます。何と言うのか厳しさを越えてこその美しさが存在するんだなぁと。
正直、残り8,720時間のフィルムも見せて欲しい!それぐらいペンギン社会には魅力があふれてます。産み場所を求めての行進、求愛のダンス、メスからオスへの卵の受け渡しに失敗して呆然と(してみえる)若いカップル、他の子供を奪おうとする自分の子供を亡くしたメス、必死になって押し競饅頭状態になって卵と自分を守るオス達、ボロボロになった身体を引きづって海に戻るオスペンギンの行進、子供の為に食糧確保の為に海に向かうメスペンギン行進、初めて海に向かう親子ペンギンの行進、どれもこれも種の保存をかけて、命を賭けてのもの。何と言うのか、ペンギンに尊厳さえ感じた。それにしても、ヒナペンギンはすんごい愛くるしい!
あの、この行為にあぶれちゃったペンギン達はどうするのかしら?撮影スタッフに向かって求愛ダンスを始めたメスペンギンもいたってパンフレットに書いてあったけど(泣)そういうのも含めてペンギンの生態をますます知りたい。
公式ガイド:
皇帝ペンギン -La Marche de l'empereur-
- 作者: リュック・ジャケ,岡田好恵,ボンヌ・ピオッシュ,アシェット・リーブル
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2005/07/07
- メディア: 大型本
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- アーティスト: エミリー・シモン,サントラ
- 出版社/メーカー: ユニバーサル インターナショナル
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