なんてつメモ

どうってことない日々のあれこれ

イケニエの人@大人計画

作・演出 松尾スズキ
出演:阿部サダヲ宮藤官九郎皆川猿時田村たがめ

大阪厚生年金芸術ホール 1階M列21番にて鑑賞(マチネ)

阿部サダヲ宮藤官九郎のバカップルぶりは面白かった。なんか、松竹新喜劇チックな会話の応酬だったような〜。あとはサブカルネタや社会ネタも適度に混ぜつつの2時間の舞台。私もサダヲとか松尾スズキにいじられてみたかったなぁーなんて。

唐突に感じたエンディング。東京公演の評判を知らなければ、びっくりしたかも。「イケニエの人」って、結局誰なんだろう。みんなそうなのかなぁ?後でチラシに書いてある言葉を読みなおしたら、なんか納得できた。でも、観ている最中は、これは何かの伏線なのかと考えていたら、わけわからなくなったよ。無駄に人が出ているってのもあるかも。活かせれていない人物が結構いたと思う。無駄に豪華なキャスティングだったかもしれない。下ネタギャグはそこいらへんのおっさんレベルだね。

大人計画」版顔見世公演だと思えば腹が立たないかなぁ(笑)
いや、別に腹を立てているわけではないけれど、もっと混沌とした「うっわー、何ソレ、でも面白い」って感じの芝居を楽しみにしていた私にとっては、ちょっと、どころかかなり薄く感じた。とはいえ、2時間はそれなりに楽しめた。最初に書いたように、大人計画のメンバーはほぼ揃っていたし。だから、なおさら期待値は高かったのよね。うーん、やっぱり人気が出てくると、それなりに求めるものも高くなるのは当然だし、毎回毎回クオリティの高いものを作るのは難しいだろう。それなのに、あんなに仕事中毒者状態ではねぇー、もう映画とか小説とかいいから(笑)でも、何だかんだ言っても、次に関西公演があれば観に行きますよ。

荒川良々のウタダ@任天堂ルックは、きつかったー。あんまり見せ場がなくて、ちょっとショボン。