なんてつメモ

どうってことない日々のあれこれ

そうだ、京都へ行こう

って、気軽に決めたわけでもなく、3か月前ぐらいに予約を入れていたわけだ。
日帰り圏内だけど、あえての泊り。
なぜなら、等伯の壁画を観たかったからー。
というわけで、智積院会館に1泊し、宿泊客だけの特典。朝のお勤めの後の宝物館見学。
宿坊だけど、冷房入っている!ウォシュレットあるよ!今や、これが宿坊のディフォルトなの?
ま、会館と名付けられている時点で、宿坊感はない。
ビジネスホテルに慣れている身には、ぜいたくすぎる10畳部屋。そして、トイレが部屋にないのが不便。
そんなところが、宿坊なのかしらん。
東山の夜は遅いらしく、日付が変わっても、車の通行量が落ち着く気配もなく。気が付けば5時。
朝のお勤めのアナウンスが流れて、急いでフロントに行けば、私が一番最後でしたよ。
講堂に向かい、まず朝のお勤め。40分。長いぞーと思っていたけれど、朗々と響く唱和に鳥肌が立ちました。
なんかオラトリオみたい。何を言っているのか、少ししかわかりませんがが、じーんと着ました。
さすがに、正座は辛くなり、途中で足を崩す。だって、お焼香するんだもの。
その後、護摩供養。この暑さの中だからこそ、修行なのか(違うと思う)。
厳かな雰囲気を味わうことができてよかった。でも、お腹すいた。

ここから、庭園と宝物館見学です。
庭園の説明を聞きながら、あまりにもお腹がすいたので、麩菓子をいただいていると、
他の人たちも口にしていた。しかし、麩菓子は一枚でお腹が膨れる、コストパフォーマンス高い(違う)
残ったものは、お下がりとして修行僧のおやつになるのだとか。
若いのに、こんなので(失礼)いいのか。
日中だと、こんなにゆったり観られない、贅沢な時間だ。このまま、寝てしまいたい。
それから、宝物館。普段展示されてあるはずの屏風絵がメンテナンス中で非公開だったけど。
私は百雀図の百匹目を観ることが出来て満足でしたw。
最後の等伯や弟子たちの描いた壁画を見るんだけど。
朝だと「夜桜」を観られるんですよ。幻想的で美しかったです。
当時としては、かなり画期的だったのではないでしょうか。
           

京都市内に泊まって、朝から動けたら、効率いいなぁと思いました。
しかし、5時起きは苦行でしたw もう少し過ごしやすい気候のときに行くべきだったのですが、ここは予約が取りにくく、12月から建替えするそうなので、年内に行けるうちにと思ったら、この日ぐらいしか行けそうな時がなかったのです。土・日はほぼ満室ですね。宿坊だけど、楽天トラベルで予約できるのが助かりますw
光都市だけあって、もう朝からいろんな国の人がでかいスーツケースやバックパックで動き回っている。
京都の蒸し暑さは、土地のせいだけじゃなく、人口密度も関係しているんじゃないかしら。
でも、やっぱり、京都の華やかさは格別だなーと毎回思います。