なんてつメモ

どうってことない日々のあれこれ

パッチギ!

2004年 日本 配給:シネカノン 時間:119分
監督:井筒和幸 出演:塩谷瞬高岡蒼佑・江尻エリカ他

朝高生の無軌道ぶりもケンカのシーンも迫力があるし、60年代の風俗とか含めて面白かった。
けど、どうなんやろう。なんで彼らがあんなにハチャメチャなのか説明なく進んでいくけど、それでいいんやろうか。対する日本の高校生がひたすら弱腰かケンカ上等みたいなのしか出てこないけど、それについてどう思っているのかってことはないけどいいんかなぁ?

主人公の松山クンがキョンジャに「このまま付き合って、結婚することになったら、松山クン朝鮮人になれる?」って尋ねるけど、松山クンの返事が聞けないまま話がどんどん進んでいくんですけど、それ抜かしていいんですか。私は彼の返事が聞きたかったよー。

なんつーか、面白いんだけど、肝腎なところを飛ばしたというか、逃げたという印象。その後も、松山クンとキョンジャは付き合い続けるようだけど、最初の質問に松山クンはきちんと答える日は来るんだろうかねぇ、そんなにのほほんとして良いのかしらん?

この映画やたらとたくさんの色恋が出てくるんで、むちゃ賑やかなんだけど、ゆるいですよー。もっと、絞って欲しい。私としては、オダギリジョーがツボでした。ヒッピーなオダジョー素敵すぎるよ!もっと出して欲しかった。

イムジン河」の扱いは軽すぎるような気もします。でも、娯楽映画としては楽しめるってことで良いんだろうねぇ。

どうでもいいが、映画の冒頭で高校生達が観ていた「女体の神秘」を、私は観た記憶があるよ!一体、どこで観たんだろう?思い出せない。映画館じゃないことは確かだ。今となっては、「ぼかし」も懐かしい事ですなぁー。

シネカノン神戸にて鑑賞