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どうってことない日々のあれこれ

ダイアナの選択

ダイアナの選択 [DVD]

ダイアナの選択 [DVD]

2008年 アメリカ 時間:90分 
監督:ヴァディム・パールマン 出演:ユマ・サーマン/エヴァン・レイチェル・ウッド/エヴァ・アムーリ他
原作:
春に葬られた光 (ヴィレッジブックス)

春に葬られた光 (ヴィレッジブックス)

フィードフォワードという技法もあるのかと初めて知った。

小さな町の高校で銃乱射事件が起きる。女子トイレにいたダイアナとモーリーンの前に銃を持った同級生が「どちらを撃つか選べ」と選択を迫る。ダイアナが出した答えは・・・。とんでもない究極の選択。ダイアナの出した答えはって、もうめっちゃ気になるやーん。

私は最後まで見て、少し混乱を来たしそうになった。ゆっくりと思い返せば、あちらこちらに伏線があって、それも上手く拾い上げている。数年後のダイアナの映像がやけに美しすぎて、ファンタジーぽいなと思ったのも、そういうことなのかと納得。
高校生のダイアナは自分が何者なのか、何をしたいのか見定めることができず、ボーイフレンドを何人も変えたり、悪ぶってタバコをすってみたりしている女の子。モーリーンは、それに対して、つつましく、自分の目標を持って生きているタイプの女の子。ダイアナにとって、モーリーンは本当はなりたかった自分に近い感じなのか、意味もなく突っかかって傷つけたりしている。そんな彼女の転機は、生物の教師に進められた講義。そこで彼女の心に残った言葉が、彼女の選択に大きく関わるんだなーとわかるのが最後まで観てからだもの。何か、やられた!って感じがするけれど、こういうの大好きです。何というか新鮮でした。

17歳のダイアナと32歳のダイアナが余りに違うんじゃない?と思ったが、やはりあの日の選択がストレスになったのね、と無理やり自分を納得させた。17歳のダイアナを演じたエヴァン・レイチェルウッドがとても魅力的だった。なんか苛立ちとか鬱屈した気分の表情がすんごい好き。