なんてつメモ

どうってことない日々のあれこれ

ヨコヅナ・マドンナ

2006年 韓国 時間:116分 配給:ファントム・フィルム
監督:イ・ヘヨン 出演:リュ・ドックファン/キム・ユンソク/イ・オン/ムン・セユン 他

シネカノン神戸にて

ライク・ア・ヴァージン

ライク・ア・ヴァージン

マドンナに憧れるって、いつの時代の高校生なんだろ。しかも、憧れるのがぽっちゃり系男子高校生オ・ドング。
そんな彼の目下の夢は、お金を貯めて手術を受けること。
で、そのためにシルム(韓国相撲)で優勝することを目論んで、高校のシルム部入部するわけだ。
そんな粗筋だとコメディなのかと思ったら、彼の家族はてんでばらばらで父親は酒びたりの日々。
唯一で最大の理解者はお母さん。お母さんの一言は本当に愛情に満ちていて、涙を誘わる。
あとは、夢がくるくる変わる中華街に住む友達。
そして、オ・ドングの片想いの相手は、日本語教師。それが、チョナンカンですよ。
ここは笑いどころよね?違うの?何故か戸惑いながら観ている私。
だって、韓国・日本のどちらにしてもイケメンのルックスじゃないし。
そして、チョナンカンの韓国でのポジションもよく解らないw。
何だか観ていて、泣き所とか笑い所が弱いように思うし、ストーリーも説明不足というか背景がわかり難いんだけど、
これも韓国人なら誰でもわかるようなことなのかなぁと思いつつ観ていました。
もっと、シンプルにしたほうが良いんじゃないか、と。
そういう戸惑いを抱きつつも、時間を追うにつれ、オ・ドングに引き込まれていくんですよ。
結構良い体格しているのに、すんごい可愛らしく、いじらしく見えてくるのが不思議。シルム部の先輩の気持ちもわかるよ。
タイトルの通り、確かにヨコヅナ・マドンナ。

当たり前といえば当たり前かもだけど、韓国にも中華街があるってこと、シルムは韓国相撲と紹介されていたけど、
褌はつけないし、技もモンゴル相撲に似ているように思えた。まだまだ、韓国のことは知らないことが多いなぁと
改めて感じて、ストーリーよりもそっちに興味があった。