なんてつメモ

どうってことない日々のあれこれ

パコと魔法の絵本

2008年日本 時間:105分 配給:東宝
監督:中島哲也 出演:役所広司/アヤカ・ウィルソン/妻夫木聡/土屋アンナ
原作:後藤ひろひと

パコと魔法の絵本 ガマ王子対ザリガニ魔人

パコと魔法の絵本 ガマ王子対ザリガニ魔人

MIDSUMMER CAROL ガマ王子vsザリガニ魔人 2008年版 [DVD]

MIDSUMMER CAROL ガマ王子vsザリガニ魔人 2008年版 [DVD]

シネモザイクにて

総満艦飾でキッチュで映像が観たいと思ったものの、30分ぐらいで食傷気味になってしまったが、強欲そうな大貫の悪態っぷりがパコ萌え(違う)に転じる当たりではまったw。パコはホントに可愛いので、大した演技をしなくても(つか、させなかったんだろうけど)スクリーンに釘つけ。ストーリー自体はかなり舌打ちしたくなるぐらい陳腐です。子供向けだとしても、安直だよと言わずにはいられない。パコの記憶障害に関してもご都合主義でその結末に簡単に始末しちゃったなぁ。
同じ病院の入院患者たちも、取ってつけたような説明をしているし、そういうのを観ていたら充分わかるから。なんか、パコと大貫との関わりにもさして必要ないのに悪目立ちしているような印象を受けました。皆さん、特殊メイクを施されて熱演しているのに気の毒です。笑ってしまうけど。でも、妻夫木演じる元子役は全然可愛い演技じゃなかった。
作りたい映像に合わせて物語が後から作られたのかとも思った。それでも、つまらない脚本でも役者次第でどうにかなっちゃうものだなぁ。役者広司の芝居の実力をここで再認識させられた。何が私の趣味に合わなかったのか考えてみたら、作り物の世界の中にもう1つ作り物の舞台がこしらえてあって、現実的なものの要素を一切排除してしまったことに拒否反応を起こしたのかもしれない。

あと、小池栄子って画面にすっと溶け込める人だなぁと思いました。