なんてつメモ

どうってことない日々のあれこれ

万城目学 鴨川ホルモー 産業編集センター

鴨川ホルモー

鴨川ホルモー

とても楽しく読めたよ。
京都で学生生活を過ごしてみたかったな。国立大生ぽいキャンパスライフというか生活全般にすら憧れるよ。
全然、ダメダメでヘタレで妙に冷静に自己分析しながらも、感情を持て余して、暴走して、へこんでしまう
その無様な姿すらいとおしいじゃないか。若さゆえの特権だよなぁ。
でもさ、大木凡人が眼鏡をはずしたら、可愛かったという眼鏡っ子設定はどうなのよ?
そいでもって、ダメダメな2人が二人とも彼女が出来て、キャンパスライフを満喫するなんてどうなのよ?
羨ましすぎるってか、妄想が書かせるのね。

やはり、京都が舞台になっているのが、この小説の魅力かと思う。
「ホルモー」は京都じゃなければ、成り立たないというか、考え付かないというか、京都だから受け入れられるのだと
思う。
森見登美彦よりは、一見アクが弱めでとっつきやすく思えるけど、やはり読む対象は限られるかな?