なんてつメモ

どうってことない日々のあれこれ

世界最速のインディアン

2005年 ニュージーランド・米 時間:127分 配給:ソニーピクチャーズ・エンタテイメント
監督:ロジャー・ドナルドソン 出演:アンソニー・ホプキンス/ダイアン・ラッド/ポール・ロドリゲス他

OSシネマズミント神戸にて鑑賞

題名からピンと来るものがないんだけど、何だろうなぁ、「全米が惚れた」って感じ?(笑)
実在の人物をモデルとしているそうだけど、オートバイのことも、レースのことも全然わからないのだけど、きっと相当有名な人なんだろうなぁ。だって、世界最速レコードの持ち主だし。
ベトナム戦争中のアメリカが舞台で、まだアメリカが何の苦悩もなく成長していた時代なのかなぁ、とても大らかな雰囲気が漂っている。
毎日、オートバイの改造に明け暮れて、隣人(大家さんなのか?)から常に怒られているけど、全然意に介さず、悪びれもせず、だけど憎めない老人バートをアンソニー・ホプキンスがとても魅力的に演じているのだ。(レクターを演じた人とは思えないよー、やっぱり、サーは違うねぇ、なんて思った)、正直ありえないような展開でも、バートの魅力にはみんな何かしら手を貸してやろうと思わずにはいられないよねーと納得させられるのだ。
狭心症もちで、前立腺肥大だけど、かなりのモテっぷりもいい。ちょっと、ハラハラさせられるところもいいよなぁ。だけど、バイク一筋で自分の信念も貫くけれど、他人に対する接し方がとても公平で、対等でいられるし、平常心の持ち主なのが好感度高いし、その姿勢が、世界最速レコードを立てた大きな要因なのだろうなぁ。レースの場面も緊迫感があって良かったけれど、私は、最初から最後までバートの魅力にひかれっぱなしだった。まさか、アンソニー・ホプキンスのベッドシーンを見るとは思わなかったけど(爆)
レースといえば、あの程度の怪我で済んだってのが信じられないよー。足だけじゃなくて、上半身もかなりの摩擦熱で火傷しそうな気がするんですけど。実際はどうなんでしょう?