なんてつメモ

どうってことない日々のあれこれ

幸福のスイッチ

2006年 日本 時間:105分 配給:東京テアトル
監督:安田真奈 出演:上野樹里/本上まなみ/沢田研二

シネカノン神戸にて鑑賞

観終わった後にほんわかしてくる。そう大した物語展開でもないのに。
多分、「イナデン」周りのエピソードは、実際に見聞きしたものなんだろうと思う。
私も知り合いでいわゆる町の電器屋さんがいるので、結構楽しく観られたんだけど、そこからもっと話がふくらむのかなぁと期待していたけれど、そうでもなくて残念。
上野樹里が演じた3人姉妹の真ん中っていう微妙なポジションがすごいはまっていて、可愛げのなさだとか、拗ね太郎な物言いとかが
とても気に入ってしまったよー。最近、叩かれ気味な彼女だけど、役者としてはこれからもっと変わっていくのかしら、楽しみな人だと思うのですよ。ただ、親子の不和とか不信からの和解が、案外あっさりして、タイトルからして結末は容易につくのだけど、何だかやっぱり優等生な結末なんだよなぁ。
でも、たまには、こんなのんびりした映画もいいわよねーと思わせられたのは、イナデンのお客さんたちを演じた役者さんがきっちりと脇を締めたからじゃないかな。新屋英子が演じる頑固なおばあさんの補聴器エピソードにはやられてしまいました。