なんてつメモ

どうってことない日々のあれこれ

イッセー尾形の『びーめん生活』 渡辺真知子・野力奏一とイッセー尾形編

新神戸オリエンタル劇場

1階K列18番で鑑賞。

イッセー尾形を舞台で観るのは初めて。固定客ががっちりいるんだなぁという雰囲気。そして、なぜだか年配のお客さんが多い。

渡辺真知子とジャズはどちらかといえばミスマッチじゃないの?とは思ったが、相変らず声量は豊かで身体はふくよか。イッセー尾形の一人芝居の間に歌が入る趣向。

もうわかりすぎるぐらいわかっていることだけど、上手いね、職人芸っていうのかしら。外見だけじゃなくて、動作や会話の隅っこの部分まで完璧だよー。なんかそれぞれの登場人物の人生までが透けて見えるところが流石だ〜と感激。気がつけば、あっという間の2時間だった。もっと観たかったなぁ。でも、この方のスケジュールってすごくタイトだったと思うのだけど、どうやって切替えていくのかしら。
お芝居を終わってのカーテンコール。カツラを外して、挨拶して、顔を上げたときの表情は思いきり素に戻っていたように見えた。オン・オフのスイッチの切替えが早い人なのかしらー。

初めてパーティに出席する専業主婦(初ビュッフェかも)
パーティ慣れしている小金持ちっぽい主婦(主人同伴)
ものごっつい年長さんみたいなホステス 「ハイ、ハイ、ハイ、ハイ、朝までジルバ!」
50歳の花嫁(初婚)
メジャーデビューを夢見るライブハウスのアルバイト「日本のノラ・ジョーンズ
ずーっと55年ぽいフォークソング歌手「ズンガラダズッタッタ」

こんなラインナップだったと思う。順番は定かではないけれど。
50歳の花嫁はねぇ、笑いながらもちょっと身に詰まされてしまったよ。なんか自虐ギャグ連発しているんだけど、微笑ましくもありっていうか。「申しわけございませーん」だもの。ねぇ(笑)なんかリアルでこんな挨拶を交わしている光景があるのかも。いやーん。

この劇場での公演は4日間日替りだったのだけど、小松政夫編とかジャズバンド編とか根本要編とかも観たかったなぁ。