なんてつメモ

どうってことない日々のあれこれ

林真理子「花」

花 (中公文庫)

花 (中公文庫)

いやはや、なんつーかむっちゃ林真理子だわ。そりゃ本人が書いているわけだけど。
「花」は花街の花だったのねー。
女は祝福された結婚して子供を産むのが一番だって真理子セオリーの則った小説なので、
とてもむかつく(笑)でも、私が言ったら、まんま負け犬の遠吠えになってしまうので、さらに不愉快になってしまうわ。
それはともかく、あの結末として、手紙を出すって行為は独りよがりだと思う。なぜ、このヒロインは自分が為すこと全て周囲に許されると思うのかが解せないのだ、それも不愉快の一因かもしれない。
ファッション誌の広報担当者がヒロインだけど、これは「マリ・クレール」あたりの連載小説だったんだろうか。