なんてつメモ

どうってことない日々のあれこれ

サンシャイン・クリーニング

2009年 アメリカ 時間:92分 配給:ファントム・フィルム
監督:クリスティン・ジェフズ  出演:エイミー・アダムス/エミリー・プラント/アラン・アーキン 他

オリジナル・サウンドトラック『サンシャイン・クリーニング』

オリジナル・サウンドトラック『サンシャイン・クリーニング』

  • アーティスト: サントラ,ボデガ,エミール・ミラー,デビッド・マジリン,ゴールデン・スモッグ,ノーマン・グリーンバウム,ケン・アンドリューズ,エレクトリレーン
  • 出版社/メーカー: Geneon =music=
  • 発売日: 2009/07/08
  • メディア: CD
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シネリーブル・神戸

「死体現場のクリーニング業」がこの映画のキモだと思っていたのに。だったら、あのオープニングは何だったんだろう。めっちゃ、びびってしまって、損しちゃったよw
エイミー・アダムスが董の立った感のある女性を演じさせたら上手いなぁ。しかも、悲壮感がないのがいいなぁ。
ローズは学園の花的な存在だったのに、今はまったく冴えない。でも、やはりプライドがある。チアリーダーのときに皆で声を掛け合っただろうフレーズを鏡の前の自分に言い聞かせるところが、なんとも切ない。それを見返すために「死体現場のクリーニング業」を始めるわけだけど、何の考えもなく、清掃のパートと同じ気持ちで向かうのだから危なっかしいたらない。それは父親も一緒で当てもなく冷凍えびを買い付けて、売り歩こうとして、それも当然上手くいくわけもない。「似たもの親子」ぶりが、笑うを誘う反面ほろ苦い気持ちにさせる。生きていくのには器用とはいえないが、お互いを思う気持ちは深い。でも、それを表現するのが不器用なのも似ている。
私はこの家族の中で、人一倍思いやりを持っているのに全く持って感情表現の下手な妹ノラにいたく同情をしながらも、応援したい気持ちでいっぱいになった。
それでも、希望を持って明日に向かっていく家族の力って凄いなぁー。そのあっけらかんとした様子に救われる。