なんてつメモ

どうってことない日々のあれこれ

初雪の恋ヴァージン・スノー

2006年 日本・韓国 時間:101分 配給:角川映画
監督:ハン・サンヒ 出演:イ・ジュンギ/宮崎あおい

シネカノン神戸にて鑑賞

宮崎あおい好きにはおすすめ。可愛らしいなぁー、いじらしいなぁーと思いながら観ていたけれど。正直、彼女が七重を演じてなかったら、最後まで持ちこたえられなかったかもしれない。韓国人留学生のミンの性格設定が今ひとつ理解できなかったこと。ご都合主義のストーリー展開には、こんなひどい脚本を書いたのは誰よ?と思ったら、伴一彦だった。何か時代に取り残されているんじゃないか。

韓国の人から見た京都の印象が、映画の風景でわかって興味深かったです。なまじ、京都を知っているだけに、ミンと七重の行動半径の広さにびっくりだ。無茶しすぎだよ(笑)嵐山のお坊さんが八坂神社まで自転車で買い物に来るのかと(笑)ミンは清水寺の近くに住んでいるみたいだけど、どんだけ自転車で移動しているんだろ?とか思いました。
ミンの余りの無鉄砲というか非常識な行動に、塩谷舜演じる高校生が「お前ら韓国人はみんなそうなのかよ?」という突っ込みに笑ってしまう。
お守りを渡されて、中身を見ようとする行為は韓国人には当たり前のことなのかしら。つか、七重もなぜそこに手紙を入れるのか?この2人の行動のもっとも謎な部分ですが、七重は一体何回渡韓しているのか。そして、美術館に真夜中に侵入して、絵を書き足すって、それはありえないやろ?とか色々問いかけたくなることばかりだった。これが、カルチャーギャップってこと?

感動のエンディングにありえねーと半笑いだったんだけど、場内ではすすり泣く声も聞こえていたので、どうやら、こういうピュアな恋愛映画を観るにはふさわしい人間ではなかったのだと思いました。かなしい(嘘)。

つたない韓国語でミンに訴える七重は萌えでした。