なんてつメモ

どうってことない日々のあれこれ

岸本葉子 がんから始まる 文春文庫

がんから始まる (文春文庫)

がんから始まる (文春文庫)

先日、病院へ行った時に、とても小柄な年輩の女性に「衣類乾燥機の中に取り残しがあるかどうか調べてくれないかしら」と頼まれました。150cmもないような彼女だと、乾燥機の中を覗くには瀬が足りなかったから。「前にも見てもらったら取り残しがあったから、足を止めさせてごめんなさいねー」
この方は、1人で入院の準備をして、ここで闘病しているのかしら。洗濯も自分でしているってことは、独身なのか、家族に先立たれたのかしら?お気の毒だー、と同情してしまったけれど、それは私の思い違いで、彼女は自分でできることは自分でしてしまう人なのかも。と、これを読んで考え直した。