なんてつメモ

どうってことない日々のあれこれ

読んだり、観たり

ブラック職場が揺れていて、落ち着かず。

概略:要は退職者が出て、後任が決まらない。派遣社員が仕事を覚えきらず、上司が電話口で激オコ。派遣社員パワハラを訴える。別件で上司からパワハラ告発文が本社に届く。上司の上司が犯人捜しはしないと言いつつ、事情聴取をする。等々)

上司は激情型。理性で抑えきれない。言ったことは忘れるタイプ。3秒前は過去とか、嫌な記憶は抹消できる性格。しかしながら、言われた方は忘れられない。そして、相手の言い分を言葉のまま受け取る、おめでたいタイプ。

例:上司の暴言に耐え切れないと辞めた人が「職場にいると息が出来ない(ので、辞めたい)」と言ったのだが、上司は「呼吸器の病気を早く治してな」と返した。

あれこれ読んだり観たりしていたんだけど、まとめきらず。

一挙掲載ですw

*【BOOK】林 伸次 大人の条件 産業編集センター

大人の条件

*【BOOK】奥田英朗 コロナと潜水服 光文社

コロナと潜水服

*【BOOK】木皿 泉 木皿食堂4 毎日がこれっきり 双葉社

木皿食堂 : 4 毎日がこれっきり

*【MOVIE】ファーザー

2020年 イギリス・フランス 時間:97分 配給:ショウゲート

監督:フロリアン・ゼレール 出演:アンソニー・ホプキンスオリヴィア・コールマン

thefather.jp

 

観ながら、これお芝居っぽいなー(場面転換とか)と思ってたら、後から公式サイトを確認したところ、もとは戯曲だった。

アンソニー・ホプキンス認知症の父親を演じているのだが、環境の変化に対する戸惑いや自分に対する不安や周囲に対する苛立ちや猜疑心とか、さっきまで会話が成立していたのに、豹変するときの表情が何ともリアル!そして観ている側どこまでが現実かわからなくなるので、観ていて、息苦しくなる。フライヤーのコピーは、「驚きと不安の中たどり着いた答えとは?-」なんだけど、微妙な感じ。答えはないように思った。こんなに感情が揺れる毎日はお互いに辛い。途中から、娘の表情やら窓の景色からうっすらと現実が飲み込めてくる。だけど、最後のアンソニー・ホプキンスのセリフが胸を突く。この不安を救ってくれるのは母親なんだね。ずっと迷子なんだよね。

それを見続けるしかない娘も辛いけれど、受け入れるしかない。やるせない。

*【MUSEUM】神戸市立博物館 特別展 東山魁夷 唐招提寺御影堂障壁画展

4月24日から6月9日開催

www.kobecitymuseum.j

壁画完成までの下絵や習作やスケッチをあますところなく堪能出来てよかった。壁画の展示そのものは、以前兵庫県美術館の展示の方が好みかも。心が洗われるひとときを過ごすことができた。(この後、職場がわちゃわちゃするのでした。)